味覚障害とは、舌や口の中にある味覚を感じる神経そのもの、もしくは神経の中枢になんらかの異常が生じ、味覚の異常や低下が生じることです。味覚の異常は大きく、以下の2つに分けられます。
(1)味覚低下(無味覚)味覚低下(無味覚)とは、味がわからなくなることです。ある特定の味、例えば塩味や甘味だけがわからなくなる場合もありますが、ほとんどの場合、4つの基本的な味覚である、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」のすべてが低下し、味を感じない状態になります。
(2)異味覚異味覚とは、口の中に常に「渋味」や「塩味」を感じるなど、通常とは味覚が異なった状態にあるのが特徴です。
この他、本来よりも味を濃く感じたり、本来とは異なる味(甘味を苦味に感じるなど)に感じたり、何を食べてもまずく感じてしまう場合もあり、味覚障害と一口にいっても症状の現れ方はさまざまです。
味覚障害は、直接命にかかわるような異常ではありません。しかし、食事を楽しめなくなるなど、生きがいの低下につながることがあります。また、食欲不振が生じることによる体力の低下や体調不良を招くこともあり、決して軽視して良いものではありません。